北大阪商工会議所 サービス利用者の声
2025.01.31更新
合同会社ゴマジェットカフェ
代表 山本 恭裕 様
飲食業、製造業
寝屋川市でカフェ、弁当屋、カレー屋を、伊丹市では病院内カフェを運営しています。
元々、ゴマの製造会社で商品開発に携わっており、ゴマ食の普及を目指してお店を開業しました。
どのお店にもゴマの魅力を存分に取り入れており、お弁当では様々な料理にゴマが活用され、カレーには隠し味としてゴマの風味が加えられるなど、本当にゴマ尽くしの事業展開を実現しています。
当社はカフェから始まり、弁当屋、カレー屋をオープンし、今年で10期目を迎えた中で、再ブランディングが必要だと感じました。中長期計画の中でスターバックスやドトールなどの大手有名カフェのような大きなカフェを作りたいという目標があり、僕らが差別化するブランド素材としてゴマを中心に添えたいという想いがまとまりました。
それを進めていく中で、どの様にゴマを中心としたコンセプトづくりをすれば良いのかを第三者に相談して整理したいと考えました。また、これが本当にやりたい方向性なのかをもう一度確認したいという課題もありました。
ブランディングをするにあたって、デザイナーさんと相談しながらというのを、最初に思い浮かびました。その時に大阪産業創造館にあるクリエイター支援施設の「MEBIC」に相談に行きました。そこの担当者さんから、北大阪商工会議所でも「NORTH CREATORS CLUB」という企業とクリエイターをマッチングさせる事業をやっているとお聞きし、商工会議所の職員さんを紹介してもらったのがきっかけです。
最初は「専門家相談サービス」を、後々に「補助金申請支援」や「販路開拓支援(売りメッセ取引商談会のご紹介)」を利用しました。
MEBICの担当者さんをきっかけに商工会議所の職員さんと面談をさせていただき、事業コンセプトの整理であれば、無料で専門家(今回はデザイナー相談を利用)と相談出来るサービスがあるということを教えて貰いました。専門家相談後、事業の進捗を相談していく中で、ブランディングに係るデザイン費の資金調達として「補助金申請支援」を、新たな販売先の開拓ということで「販路開拓支援」を紹介いただきました。
課題でもお話しましたが、アウトプットとしてのデザインの前に、ブランディングをするにあたって当社は何が強みで、どういう方向性で進めていくのかを再整理する必要がありました。第三者に相談をしたいと思っている中で、このサービスを紹介していただいたので、まさにピッタリという感じでした。
私は佐原アドバイザーにヒアリングをしてもらったのですが、他のデザイナーさんとのアプローチと違って、当社のことを理解するところから始めてくれました。本質を知った上で、導いてくれたので、継続的にサービスを利用することを決めました。
まずブランディング戦略の整理が出来ました。またこの戦略が経営戦略の整理にも繋がり、会社として思考がまとまりました。
成果物としては、ゴマの保湿オイルを作成していく中で、それにまつわるデザインを佐原アドバイザーと契約をさせていただき、瓶のラベルや外箱をデザインしていただきました。この資金調達に関しては、補助金支援を利用させていただき、無事に採択されました。
この商品は、30代~40代の女性をターゲットにしており、販売ルートとして、ネット販売とバイヤー経由で大手企業への卸売を考えています。バイヤーと商談をする方法を商工会議所に相談したところ、商工会議所が主催するバイヤーと直接商談が出来る「売りメッセ取引商談会」という商談会を教えて貰い、参加する予定です。チャンスを活かして、商談成立を目指します!
売上を上げるにあたって、デザイナーに頼むだけでは叶わないと思います。そこを商工会議所に相談することで、マーケティング、デザイン、補助金、などトータルでサポートしてくれたことが、良かったです。また今回の相談を通じて、プロ人材と一緒にやる必要性を実感しました。お金はかかりますが、本業に力が注げます。実際に新規事業を今期いくつか立ち上げているんですが、そこにしっかり取り組めているのも、今回の相談で重要性を認識したからだと思います。
誰というよりも、いち早く相談して欲しいというのが僕の答えです(笑)。
事業を始める方は何かしらの強みを持っていると僕は思います。強みを最大限に活かして事業を進めていく中で、やはり1人だけでは自分が得意ではないことも考える必要がありますし、やらないといけないことも増えていきます。それを誰かに相談することで、事業の段取が進みます。
今回、商工会議所に相談をして、改めて第三者に相談する大切さを知りましたので、皆さんも是非、商工会議所に相談してみてください。
パートナー的な存在です。相談をしていく中で親近感が沸いてきました。
これからもゴマジェットカフェがどの様に進んでいくのかを応援していただきたいです。
商工会議所職員からコメント
山本さんと初めて面談させていただいた際、さまざまな想いをお持ちの方だというのが第一印象でした。多方面での展開をお考えだからこそ、事業計画を整理することが重要だと感じ、佐原アドバイザーをご紹介させていただきました。今回のご相談を通じて、山本さんご自身が納得できる事業計画を策定されたことで、今後ゴマに関連した多彩な展開が期待できると思います。私自身もその発展を楽しみにしております。